お庭のトータルサポート
お庭の環境の把握
庭づくりの最初に行いたいのが、お客様のお庭がどんな環境なのかを理解することです。弊社ではお客様のお庭の日照や土質などを調べ、それに適した植物を選びます。
また、道路や家の中からどう見えるか(家の中からの眺めはお客様の許可が必要)、地中に配管があるかなども確認します。
方角や時間、季節による日当たりの変化を調べます
日照、水分、土は、植物の成長に欠かせない3要素と言われています。このうち、比較的コントロールすることが容易なのが水分と土質です。しかし、日照に限っては、お客様のお住いの環境に影響されるため、なかなか調整することができません。したがって、事前に状況を把握しておくことが重要となります。
お客様のお庭が家から見てどちら側にあるかによって日当たりは変わってきます。南側は最も日当たりが良く、植物が生長しやすい場所です。ただし、生長しやすいだけに剪定の回数が多くなりがちで、それを怠ると樹形のバランスが崩れることもあります。
北側は最も日当たりが悪い場所となりますので、日照が少ない状況下でも生きていける強い植物を植えます。また、生長もあまり望めないので、庭木はあらかじめ完成系に近い樹形のものを選びます。
東側と西側は、時間によって日向になったり日陰になったりする半日陰の環境です。とはいえ、西日を嫌う植物は多いので、選定には注意を払います。
土質を調べて必要があれば土壌改良を施します
事前にお客様のお庭の土質を調べます。主な項目は土の保水性・水はけ・通気性・栄養分などです。これらが適度でないと、植物の健全な生育は難しくなるからです。
水分と土質は密接な関係があります。水持ちと水はけは相反する要素のように見えますが、必要な水は蓄え、余分な水は排出する状態が理想です。水はけが良すぎると乾燥しがちになり、水持ちが良すぎると根腐りが起きやすくなってしまうでしょう。
植物の健全な成長を助けるように、適した土質に改良してから植物を植えていきます。
また、植物の生長には、栄養となる土の中の有機物も重要です。傾斜地を造成した土地は、有機物を多く含む表土が削られていることが多いです。その場合も、土に堆肥と腐葉土を入れれば土壌改良することができます。
お客様のお住いの気候も考慮に入れます
敷地の気候も植物の生長に関係があります。温暖な土地を好む植物を寒冷地に植えると、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。
お客様のお庭の気候を調査・理解し、それに適した植物を植えます。